第2章 *:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽
【男同士】
「あ、それ春物新作だよ~
すっごい可愛いでしょ」
人懐っこい笑顔を振り撒いて
春物のシャツを眺めていた女の子も
シャツより、
雅紀さんを意識してる
スタイルいいし、顔もいいし、センスもいい
その上、あの笑顔と優しい雰囲気なら
俺が女なら、
絶対好きになると思うけど……
女なら、ね
でもさ…
実際、雅紀さんはカズさんと付き合ってるわけだし……
なんで、男同士……なんだろ
カズさんだって、また雅紀さんと違った魅力あるしさぁ
絶対モテるよね
「はぁ…」
あの店で見た衝撃的なシーンが、頭に焼き付いて離れない
翔は……
もしかして、翔も……?
"雅紀を無理矢理抱いた"
……のも、事実で
だから、カズさんとは距離があって……
あの店に出入りしていることと、うまく繋がる
あまりに共通点ありすぎ……
「潤くん…?
大丈夫?なんかあった?」
ハッとして、雅紀さんを見ると……
心配そうに、俺を見てるから……
思わず、突拍子もないことを聞いてしまった
「男同士って
何が、いいんですか?」
目を点にして…
だけど、すぐ
照れくさそうに頬を緩ます
「男同士の良さなんてわかんないよ。
俺はね、
アイツだから、好きになったんだもん」
「……で、すよね。
すみません」
「えーっ、謝んないでよ!
なんか困る」
「いや…。ホントに
すみません」
だよな
あんな店で働いてる男達と
雅紀さんを一緒にしちゃダメだよな……
「ねぇ?
今日さ、仕事終わったらウチおいでよ。
メシ一緒に食おう。ね?」
「……いいんですか?」
優しい雅紀さんだから、
気を遣ってくれたんだと思った
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