第4章 参
僕は花屋に行って薔薇を買った。
僕はそれを持ってかけ出した。
いたっ!
セ「はっはっはっ…っサクヤっ!!!!!」
驚いた顔でサクヤは振り返った。
あ「センラ。どうしたの?」
僕は買った薔薇をサクヤの前に差し出した
あ「っ!これっ!」
セ「サクヤっ!僕は、ずっと、ずぅーっと前から、お前が好きやった!!!!!」
みんなのおかげで臆病な僕は告白できる。
セ「何度も出会って、何度も恋をして!」
いつか見や夕焼けはあんなに綺麗だったのに
セ「いつも失敗して、いっつもサクヤに気持ちを伝えられんかった!」
恋なんて呼ぶには遠回りしすぎたよ
セ「遠回りしすぎて、遅くなったけど!」
そして何もかもが手遅れの灰になったあとで僕は今更、君が好きだって
セ「僕は、僕は!」
君が好きだったって
セ「サクヤっ!!!!!お前が好きだァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
言えたよ。
あ「センラっ!私も!センラが好きっ!!!!!」
ああ。やっと。やっとだ。神は僕らに味方してくれたんやね。
セ「愛してるで。サクヤ。もう一生離さへんから」
あ「当たり前。絶対離すなよ。このバラに誓って」
ああ。僕は誓うよ。君にあげた999本のバラに誓って。