第7章 関さんと初夜※裏注意
怜「んあっ!」
関「大丈夫そうだけど、念のため少し慣らしておこうか」
突然感じた下半身の甘い感覚に、思わず声を上げた。ズルりと下着とも脱がされ、既に愛液で濡れているそこへ関さんの指が入った。
怜「んんっ…あっ」
関「声…抑えないで」
恥ずかしくて唇を噛み締めていた私に、関さんは強引に口づけをした。舌が入り込み、口内を動き回る。体全体を一気に愛されている私は声を我慢出来なくなった。
そろそろか…、と指を引き抜き、関さんは熱くなった自身に素早く避妊具を取り付け、私の蜜壷へ宛てがう。
関「いくよ…」
ズズズ、と関さんを私はのみ込んでいく。何とも言えない圧迫感に私は声を上げる。くっ、と真上から聞こえた声に顔を上げると、関さんの眉が微かに歪んでいた。
怜(ああ…私は今関さんの余裕を奪ってるんだ…私だけが…)
何においても完璧で余裕のある関さんから、その余裕を奪ったことが嬉しかった。苦しそうに顔を歪めながら私に求めてくれることが何よりも嬉しかった。
関さんの熱を奥に感じた。互いの息が部屋に響く。
関「ずっと…こうしたかった」
怜「!」
関さんは私の目を見つめた。その瞳には火照った自分の顔が写っていて、むせ返るように甘くて、泣きたいくらい切なくて…その感情が何か分かった時―――ああ、これは―――
関「愛してる」
関さんの放った言葉と同時に私の目からは再び涙が溢れた。その様子をみて少し焦る関さんが可愛かった。
怜「私も今…同じこと考えていたんです…」
心も体も繋がって、ようやく関さんという人間を知れた気がした。引き寄せられるように口付けを交わしながら、関さんの熱が奥をつく。
関「怜…愛してる…愛してる」
怜「関さんっ、あっ!!も、もう…!!」
肌と肌がぶつかる音が多くなって、関さんの顔が苦しそうに歪む。私はその快楽に何度もつかれ、ああっ!と甲高い声をあげて達した。弓なりに沿った体を支えながら関さんも避妊具越しに欲を吐き出した。