第4章 由井さんと初夜※裏注意
怜「ふっ…んんっ」
孝太郎「…ん」
孝太郎さんの熱い舌先が私の口内を犯していく。いつもより深く長いキスに私はますます翻弄されていく。
息が苦しくなって孝太郎さんの胸を叩いた。はぁ、とお互いの呼吸が漏れて、銀色の糸が艷めく。
孝太郎「その顔…たまらないね」
孝太郎さんは嬉しそうに笑い、私の首筋にキスを落とした。そのくすぐったさに体をよじると、チクリと痛みが走る。
怜「…っ!」
孝太郎「俺のものっていう印」
おそるおそる触ると、そこにはまだ孝太郎さんの熱が残っていた。
孝太郎「堂々とこれを見せつけてやればいい」
怜「え、いや…流石にそれは…」
孝太郎「樹だって男だ。君を狙っているかもしれない」
怜「そ、それは無いと思いますけど」
孝太郎「全く…危機感が足りないなぁ君は」
怜「例えそうだとしても、私は孝太郎さんしか見てませんから」
孝太郎さんがこれ以上不安にならないように、私は笑って返した。すると孝太郎さんは驚いたように目を見開いて、顔をそらした。
怜「孝太郎さん?」
孝太郎「…これ以上煽られたら俺の理性が持たない」
怜「え?」
孝太郎「君の責任だからね」
いきなり顔をグイッと近づけたかと思うと、今度は食いつくようなキスをされる。その乱暴なキスに頭がぼーーっとしてきた。するといつの間にか背中に手を回され、慣れた手つきでホックを外される。
露わになった胸を隠そうとするが、孝太郎さんによって手を頭の上に縫い付けられた。
そこまで大ぶりではない私の胸を孝太郎さんが優しくほぐしていく。キスから離れた孝太郎さんの口は私の胸の先端を口に含んだ。
怜「んあっ!」
主張しきっている私の先端を、孝太郎さんは舌で転がしたり、指で弾いて遊んでいた。
孝太郎「声…かわいい」
行為を続けながら孝太郎さんは呟くように言った。
孝太郎「もうこっちも十分だろう」
孝太郎さんの手はするりと私の足を撫でて、私の下着へと伸びる。既に下着の意味を成さない秘部へ指を当てると、孝太郎さんがニヤリと笑った。