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【A3!】長編小説

第2章 出会いと祝福




鳴り止まない拍手と歓声

今までの努力が報われた瞬間

素晴らしい仲間にめぐり合った

それはすぐに出会う

人生を変えるほどの大きな出来事―――



『おはよう』

「おはよ」


彼女は津島 真奈

学院でよく一緒にいる友達

『今日もいいお天気だね!』

真奈「そうね~」


「あ、あの!」

真奈「…コヨミ、呼んでるよ」

『え…?』

後ろを振り返ると可愛らしい男の子が

コヨミは真奈の後ろに隠れて顔を覗かせた

真奈「あんた失礼でしょうが…。あー、気にしないで。で、どうかしたの?」

「あ、あの…これ…落としませんでしたか…?」

真奈「あ、コヨミ、ハンカチ」

『私の…!』

「やっぱり!よかったぁ…」

真奈「わざわざありがとう…って、何であたしがお礼言ってんのよ。ホラ」

真奈はコヨミの腕を掴んで前に引っ張った

そしてハンカチを受け取った

『あ…ありがとう…ございます…!』

「いえ!見つかってよかったです!」

真奈「ごめんね、こいつ極度の人見知りで」

「いえ!気持ちはすごくわかるので…!」

「椋、はやく行くよー」

「あ、うん!それじゃあ!」

真奈「うん」

『さよなら…』

男の子は行ってしまった

『はぁ…』

真奈「いい人でよかったね」

『うん…』

そして1日が平和に終わり、帰りに真奈とどこかでお茶して帰ろうという話になった


真奈「どこ行こうか~」

『いっぱい寄り道してるから行ったことないお店がいいね』

真奈「とは言っても…結構この周り行ったからなぁ…。何かスマホで探してみるか」

『うん!』

真奈「うーんと…あ、可愛い雑貨屋さん見つけたよ。中でケーキも食べられるみたい」

『そこいいね!行きたい!』

真奈「じゃあ決まりね」


2人で話しながらお店に向かう


『あれ…?』

真奈「ん?」

『何か…人がいっぱいいるね…?』

真奈「あぁ、ここビロードウェイだから」

『び、びろーど…?』

真奈「知らない?ここら辺じゃ有名だよ?劇団がたくさんあって、いろんな場所でストリートACTやってたりするの」

『すとりーと…あくと…?』

真奈「即興劇よ。台本も何もないぶっつけ本番の短い劇みたいなもん。あ、ほら、あそこでやってるよ」

『…?』

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