第4章 番外編「みんなへおすそ分け」
コヨミは静かに稽古部屋のドアを開けた
丞「コヨミ?」
『わっ!丞さん!』
丞「何してるんだ?こんなところで」
『丞さんにこれを渡しにきたんです』
丞「チョコ?何で?」
『みんなに配ってるんです!』
丞「そうなのか…?」
『はい!』
コヨミは丞にチョコを渡して次の部屋へ
コンコンッ
椋「はーいっ……あ、コヨミちゃん」
『カズくんいる?』
椋「うん、いるよ!どーぞ」
『お邪魔します』
一成「あれ、ゆきじゃーん、どったの?」
『カズくんこれどーぞ』
一成「チョコ?」
椋「みんなに配ってたの?」
『うん、まだ全員じゃないんだけど…』
一成「マジ嬉しい~♪ありがとね!」
『はい♪椋くんにも、はい』
椋「えっ、でもボクはもうもらって…」
『いいの!お邪魔しました!』
コヨミは部屋を出ていった
椋「コヨミちゃん…」
一成「…むっくんってゆきのことホントに好きなんだね〜」
椋「えぇっ//!?や、そのっ//」
一成「むっくん分かりやすすぎ~!」
―――――
『あ、シトロンさん!』
シトロン「オ~、コヨミどうしたネ?」
『これ、どーぞ!』
シトロン「アリガトウネ!嬉しいヨ♪」
『えへへ』
シトロン「コヨミはキュートでカワイイネ~♪」
シトロンはコヨミを抱き上げた
シトロン「国に連れて帰りたいヨ~♪」
『くすぐったいですよ~!』
東「おや、羨ましいことをしてるね」
『東さん!』
シトロン「アズマもやるネ?」
東「おや、いいのかい?」
『でも私重いですよ…?』
シトロン「全然軽かったヨ」
東はシトロンからコヨミを渡された
東「ふふ、本当だね」
『あ、東さんもチョコレートどうぞ』
東「くれるのかい?」
『はい♪』
シトロン「ワタシもさっきもらったネ♪」
東「そうなんだ。じゃあコヨミ、食べさせてくれるかい?」
『今ですか?』
東「うん」
コヨミは袋からチョコを出して東の口の中へ
東「うん、とっても美味しいよ」