第3章 風の向く方
潤が大学卒業をする頃、それに合わせるようにして和也が仕事を辞める最後の日。
和『それじゃ、社長。 今後は家の兄弟共々どうぞよろしくごひいきに。』
智『ああ。 ゆくゆくは和也の操縦するブルー・ノマーズに乗るのが約束だからな……』
和『あんっ…社長 ……こんなところで………』
そう言いながら引き寄せられて大野の膝の上に乗って唇を重ね合わせる。
智『ああ。 和也が可愛くてもう我慢できないよ。』
そう言うのと同時にもう服は脱がされて大野のしなやかな指が和也の身体を伝い激しく撫でてゆく。
和『あっ……んっ……智さんっ…… そこっ…… あっ……だめっ……』
次々に下へとキスの雨をふらせていくと和也の白い肌がピンクに染まっていく。