第4章 風にそよいで
3人がそんな事になっているとは知るよしもなく、その頃は頻繁に大野の家に入りびたっていたんだ。
潤『たまには帰ってきてよ… 最近父さんの調子もあまりよくないんだ……。
それに、俺たちも話たいことあるし。 直接言いたいんだ。』
和『わかった。 ……明日にも顔だすから。』
そう静かに言って通話を切ると投げるようにベッドに携帯を投げて大野の腕にと体制を戻した。
智『大丈夫? 和。 ……俺も付いて行こうか?』
和『いいって…。 大丈夫大丈夫。』
そう言って笑うと和也の顔をくしゃくしゃになでた。
智『そうか? 親父さんの具合…悪いんだろ?』
和『まぁ……。 でもそうすぐにどうって程じゃないだろうから
それよりは、潤たちが何か話たい事があるみたい。 恋人でも出来たかな。』