第7章 哀傷…
肌を覆う物が何も無くなった身体を、智子が拘束を解かれた両手で隠そうと身を捩る。
でも僕は…
「見せて? 僕に…」
胸の膨らみと、身体の中心の膨らみを隠そうとする手を捕まえ、智子の震える身体を強く抱きしめた。
「綺麗だ、智子…。まるで天使様のようだ…」
「嘘よ…、智子は天使様なんかじゃないわ…。化け物なのよ…」
「そんなことあるもんか…」
僕はそっと智子を抱き上げ、ベットへと運ぶと、もじもじと擦り合わせる両足の間にある膨らみに手を添えた。
「いや…、触らないで…、智子、おかしくなってしまう…」
「いいんだよ、おかしくなっても…。僕だって…」
智子の笑顔を思い浮べては、何度狂いそうになったことか…
「兄さまは智子を見て気持ち悪くはないの? 智子を嫌いにならないの?」
「どうして…? こんなに綺麗なのに…。ここも、ここも…全部…」
僕は言いながら智子の足の付け根に唇を落とし、やがて小さく揺れる膨らみに唇を触れた。
「あっ…だめっ…、汚いわ…」
「汚くなんかないよ…」
智子の身体に汚い部分なんて、一つもない。
僕は小さく息を飲むと、智子の小さな膨らみを口に含んだ。
「きゃっ…、いやよ…兄さま…あっ…あん…あっ…」
智子が激しく頭を振りながら、僕を引き剥がそうと手を伸ばすけど、僕はその手をベットに押さえ付け、膨らみを頬張り続けた。