第2章 歌仙兼定の雅な遊び※R18
夏の暑い日
部屋の外は、真夏の陽射しが容赦無く照り付け、蝉が止めどなく鳴いている。
障子を開ければすぐそこにあるというのに、遠く感じる。
まるで、この部屋だけが世界から隔絶されたみたいだ。
部屋にいるのは桜と、近侍の歌仙兼定だけだ。
他の刀剣男士達は皆、遠征や出陣に出ている。
ふと、桜は横に置かれた砂時計を見やる。
砂はまだまだ、すべて落ち切りそうにない。
青い砂がサラサラと下に落ちる様が、何とも美しいそれは、歌仙と万屋に行った時に買ったものだ。
あの頃は、まさか歌仙とこんなことになるとは思っていなかった。
「……っ、ふ……あっ」
「考えごとかい?まだそんな余裕があるなんてね」
浴衣の帯で手を縛られ、脚を大きく開かされた桜は、歌仙からの止まない愛撫に身体を震わせていた。
「ふっ……あぁっ」
「快楽に顔を歪ませる主は、なんて……美しいのだろうか」
歌仙は毎日、砂時計を持ってきては、砂が落ち切るまでずっと桜の身体を優しく、時には強引に愛撫する。
だが、決して身体を繋げようとはしない。
「きれいだね、主の肌は滑らかで……そそられるよ」
「……っ、ん」
歌仙の手が乳房を包み込み、優しく揉み上げる。
弧を描くように揉まれ、桜の口から甘い吐息が漏れる。
「主の身体は素直だね。僕に触れられるたびに、びくびくと気持ち良さそうに身体を震わせて……」
歌仙は乳房からさらに下の方へと手を滑らせた。
身体も下の方へとずらしていき、桜の脚を両手で広げると、桜の秘密の場所へゆっくりと顔を近づける。
「あぁ……なんて厭らしいんだい」
歌仙の舌が、厭らしく蜜液を滴らせる花弁を舐め上げた。
「あぁっ……んんっ」
熱く、ぬるぬるとした舌が、早く触れて欲しいと言わんばかりに赤く腫れた花芽を捕えると、桜の身体は弓なりにしなる。
「んっ……ふ、あっ、……んっ」
「主の厭らしいところ、可愛らしくヒクヒクしてるよ……もっと遊んでほしいのかな?」
舌を尖らせ、クリクリと上下に動かしては、キツく吸い上げられると、
桜は何も考えられなくなる。