• テキストサイズ

ショートなR18妄想【刀剣乱舞】

第7章 学校の先生※へし切り長谷部R18



その視線に気付いたのは、いつだっただろうか。

授業中、生徒から見られているのは何も特別なことではない。
彼女達は俺の授業をただ真面目に聞いているだけ。

誰も、俺自身を見ているわけではないのだ。
その視線に気付くまでは、そう思っていた。

「さ、授業を始めるぞ。教科書を開いて……」

いつもと同じ、教室に入って授業を始めれば、生徒達は授業を聞き、ノートをとる。
その中に、彼女はいた。

後ろから三列目、窓際に座る彼女……桜は今日も変わらない。
ノートをとるわけでもなく、ただひたすら俺を見ている。

初めは気のせいかと思ったが、桜を見れば必ず目が合うのだ。
そして、目が合うと彼女は首を傾げて微笑む。

「…………っ」

大人になる前の、あどけない表情は、いつだって俺の心を掻き立てる。
無垢な果実が赤く成熟する様は、どれだけ魅惑的だろうかと。



/ 275ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp