第5章 沖田総司の脇差※燭台切光忠R18
「あーあ、退屈。清光まだ遠征から戻らないのかな」
今日はすっごく退屈な日。
ここ最近はずっと遠征や戦に出ていたのに、今日はまさかの非番。
私にお休みはいらないのに。
遠征が終わったら清光が部屋に来るって言ってはいたけど、戻る気配がない。
そんな時間かかるとこだったかなぁ。
暇つぶしに読んでいた本も、とっくに読み終わった。
清光を待たずに寝ちゃいたいけど。
「お腹空いてきちゃった……」
厨に何かあるか探しに行こうかな。
もしかしたら果物か何かあるかもしれない。
「厨に誰もいませんよーにっ」
部屋を出ると、月明かりの中、厨を目指した。