第30章 癒されたい※へし切長谷部R18
「主、貴女の体はなんて感度がいいのでしょう。ほんの少し体に触れただけだというのに……」
すりすりと秘裂をなぞっていた指先が、つうっとほんの少し上へと滑る。
強引に性感を高められ、ツンと硬くなり始めたそこを、長谷部にクニクニと触れられたとたん、頭に突き抜けるような快楽におそわれる。
「あんっ……んっ」
こんな感覚を味わうのは、いつぶりだろう。
最近は忙しくて、すっかりそんな気分にすらならなかったというのに。
「如何ですか?気持ちいいでしょう?」
気持ちいい。
もっと触ってほしい。
私の女の部分はそう叫んでいたけれど、このまま快楽に流されるわけにはいかない。
「う……長谷部、もうやめ……」
やめてほしい。
言葉にして言えば、長谷部は私のお願いを断れないはず。
そう思っていた。
「何故です?主が望まれたことなのに」
口に、出していただろうか。
いや……私、そんなこと言ってない。
たぶん。
長谷部の手が下着にかかると、するりと一気に足首まで下げられてしまう。
そのまま下着を足から引き抜かれ、露わになった秘部に外気が触れる。
「主、ここもきちんとほぐして差し上げますよ」
くちゅりと淫らな音を立て、指先が直接秘部に触れる。
ゆるゆると秘裂をすられれば、まだ触れられていない敏感なところがジンと疼いた。
「こんなにも熱く濡れて……、俺に触れられるのを待ち望んでいたみたいですね」
長谷部の指先が花弁に隠れる花芽を捕らえる。
指の腹でゆるゆると撫でるように擦り、こね回されると、とろりと蜜がこぼれてしまう。
「違っ、そこは……触っちゃ、や……っん」
「主、貴女の体が心地よくなるようほぐして差し上げるのが、私の使命です」
花芽を弄びながら、彼の長い指先が蜜口へと触れると、ぬちゅりと淫らな音を立てる。
「主ははただ、安心して俺に身を任せてくださればいいのですよ」
頭の中が快楽に塗りつぶされていく中、抵抗する気力なんて、もうなかった。
ただただ長谷部から与えられる甘い刺激に、体を反らせて身悶えた。