第27章 無知な審神者は近侍に舐められる※へし切長谷部R18
長谷部さんの指が動くたびに、私の中からは蜜がとろりとこぼれていく。
彼の指に蜜が絡み、ぐちゅぐちゅと水音を響かせる。
「主、いっぱい溢れてきますね。ああ、貴女がこうなってしまう日が来るなんて……」
長谷部さんは突起から口を離すと、今度は蜜口に舌を挿し入れた。
「ぁ……長谷部さ……んん!」
温かくて柔らかい彼の舌が、すっかり敏感になった秘部に触れるたびに、甘い痺れが体中に伝わっていく。
指でぐちゅぐちゅされるのとは違って、優しくて、その温かさが気持ちいい。
「あ、あ、や、やぁあ……」
堪え難いほどの快楽。
長谷部さんに病気を治してもらっているはずなのに。
すっごく、すっごく気持ちがいいの。
けど、怖い。
「まだまだ、終わりませんよ。貴女の病は、この一晩だけでは……到底治りません」
今度は指でくりくりと突起を摘まみ上げ、蜜液を啜り取る。
「え、あ……やぁあっ!!」
荒い息を何とか整えようとしても、絶え間なく訪れる快楽にひくひくと私の中が何かを欲している気がする。
やっぱり、治らないんだ。
どうしよう。
長谷部さん、こんな病気になっちゃって、ごめんなさい。
自分が情けなくて、気付けば涙が出ていた。
「主、大丈夫です。貴女の病はこの長谷部が治して差し上げます。毎晩、毎晩……何度でもね」
長谷部さんが、優しく涙を拭ってくれた。
彼は、本当に優しい。
やっぱり、長谷部さんは頼りになる。
「長谷部さん、お……お願いします」
長谷部さんの言葉通り、私は一晩中彼の治療を受けた。
そしてその夜以降も、長谷部さんは私の病気を治すために、毎晩部屋に訪れるようになった。
私が、本当は病気じゃなかったと知るのは、この日からそう遠くない先のお話。
終