第23章 憧れの先生※一期一振R18
ブレザーを脱がされると、先生の手がシャツ越しに背中を撫でる。
「ひゃあっ」
スッと先生の手がなぞったかと思えば、胸元が急に楽になった。
まさか今、あれが外された……の?
一期先生は、ほんの一瞬、私の背中をなぞっただけ。
それなのに、その一瞬で多分、ブラジャーのホックが外された。
多分。
一期先生、そんな早技をお持ちなの、意外過ぎますから。
そして、先生の指先がシャツの第一ボタンに触れた。
「せ、先生……っ!」
私の戸惑う声なんて無視して、シャツのボタンが一つ、また一つと外されていく。
流れるような動作でシャツのボタンが全て外され、一期先生はシャツの襟元に手をかける。
前を開くようにシャツがゆっくりと脱がされ、シャツも床へと落とされた。
「……っ」
上半身が外気にさらされ、思わず寒さでぶるりと体が震えた。
「桜、寒いですか?」
一期先生はそう言って私をギュッと後ろから抱きしめた。
背中や、肩に感じる先生の体温が、すごく暖かい。
おかげで寒くないです。
って違う、そうじゃなくて!
「一期先生っ……なんで、こんなことっ……あぁ……っ!」
一期先生の腕の中で身を捩って逃げようとしたら、先生の指が肩をすうっとなぞり、声が上がってしまった。
だって今すごく、すっごくぞくぞくしたから。
「せ、先生ぇ……」
先生の指がブラジャーの肩紐にかかり、すっと下に降ろされた。
「やっやだっ……だめですっ……!」
信じ難い状況下の中、ようやく出来た精一杯の抵抗。
ブラジャーまで脱がされ、露わになった胸を隠そうと両手を交差させたけれど、先生の手はいともたやすく私の両手をどかしてしまう。