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ショートなR18妄想【刀剣乱舞】

第21章 路地裏イチャイチャ IN 不動行光


しまった。これはマズイ。
不動は短刀で、外見は自分よりも幼いから油断していた。

たとえ見た目が幼くても。彼もれっきとした男士。
そういう欲求も当然あるだろうが、これはマズイ。
ここで彼と何か起こせば、確実に怒られる。長谷部に、たぶん。

「えっと……今ので、愛情返してもらったよ……たくさん」

誤魔化すように明るく言うと、不動は何か思いついたような表情になる。

「……そっか!」

ポンと手をつくと、彼は手を差し伸べてきた。

「……帰る、本丸に」

「……へ?」

手を取られ、引き寄せられると、彼は一目散に走り出した。

「不動っ!?」

「俺、わかったんだ!主に、愛情を返す方法がっ!」

そう言って、彼は迷いなく本丸へと駆け出す。

愛情を返す方法が、想像が通りじゃありませんように。
不動に手を引かれて走りながら、そう願った。


けど、やっぱり想像通りだったと知るのは、この数十分後のこと。

「最初に口付けてきたの、主のほうだから」

そう言って彼は、私に充分すぎるほど愛情を返してくれました。

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