第23章 帰依
「なっ! 何を考えている! やめろ!」
「うるせぇよ文句あんのか!」
異見を許さない言葉。反論の余地もない声。
それだけでライアは何も言えなくなった。
意味がわからない。
馬鹿としか思えない。
懲りたはずではないのか。いない方がいいのだろう。
あれだけの事をしたのに、全く懲りていないのか。
私は離れるべきなのに。そうとわかっていながら抵抗に力が入らない。
貴女はまた怖がるでしょうか。もう私には笑ってくださらないでしょうか。
ですが。
もしも。
もしも許されるなら、私は。
ダンテがに触れて。
太陽は輝き。
弾けたように、真っ赤な光が4人を包み込んだ。