• テキストサイズ

【暗殺教室】恋をする瞬間をあなたに

第5章 募る想い




テストも終わり、次に待ち受けているのはお楽しみの修学旅行だ。


私はというと、先程メグちゃんから班を決めるようにと言われたので悩んでいた。

カエデや渚を誘いたいけれど、迷惑じゃないだろうかと気にしてしまい一向に声を掛けられずにいた。
2人の方を見ると、もう既に班の事を話している様子だ。遅かったかもしれない。

下を向き溜め息をつく。が、カエデの声が上から聞こえたので顔を上げた。



「花日、班決まった?」


「...ううん、決まってないけど...」


「なら良かった!今渚と話してたんだ。花日とも一緒に行きたいねって!」


「いいの!?ありがとう!」



てっきりもう決まっているのかと思っていた。誘ってくれて感謝でいっぱいになっている中、カエデが「こっち来て」と言い渚の方へ行ったのでついて行った。

渚の方へ行くと杉野君、有希子ちゃん、愛美ちゃんもいた。きっと2人が誘ったのだろう。


そして、話を聞くに業さんも誘われて班に入ったみたい。これだと7人班になるが、人数の問題でそこは丸く収まるらしい。



「よし、どこ回るか決めよう!」



班も決まったところでどこを回るか決めることになったのだが、やっぱり修学旅行でも暗殺らしい。
各班ごとに回る観光スポットに殺せんせーは付き合うみたいで、その瞬間を国が雇ったスナイパーが狙うのだとか。

つまり、暗殺向けのコースを選ばなければならないらしい。


それでも、私は修学旅行が楽しみで仕方がなかった。






/ 118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp