第7章 アカデミー
6歳になった私とイタチは無事アカデミーに入学を果たす。
入学式の時は3代目が挨拶をしていて、火影は大変だなーと思いながら見上げていると、偶然目が合い、軽く会釈をする。
そんな私に3代目は少し微笑み、壇上から降りていった。
ああ、話は終わったのか。
周りには当たり前だけど子供ばかりで、精神年齢がだいぶ上な私からすれば、子供は元気だなーと思う限りだ。
「姉さん。」
『ん?』
「これから教室に行くらしい」
『わかった。』
アカデミーというのは同世代の子達がたくさん集まってくる。緊張したような顔をした子もいれば、楽しそうな顔をした子もいる。
まあ、私たちはその二つでも他の人達と同じでもなんでもない無表情という顔をしているのだけど。
今日は校内を案内してもらっただけでそれが終わると帰路についた。
明日からは学校があり、初めての授業がある。
はぁ...
『イタチ』
「?」
『学校行きたくない』
「...早くないか?」←