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愛し愛された者 [NARUTO]

第12章 木ノ葉へ


「1週間後か...」


『うん』


シスイが作ってくれた夜ご飯を食べながら3代目と決めたことを話す。


周りはもう真っ暗で、私たちの声だけが響く。


あ、ちなみに電気とか水はアズサが色々手を回してくれたらしい。


「1週間の間に何するんだ?」


『...まずは、フードつきのマントと、木ノ葉で暮らすための服を買いに行く』


「何でだ?」


『...顔見られると慌てちゃう可能性があるから..鈍い人なら騙せるかもだけど..鋭い人はちょっと..』


ナルトとかなら多分誤魔化せるけど..木ノ葉には鋭い人が多い。


サスケとか、アスマさんとか、自来也さんとか、綱手様とか、カカシさんとかカカシさんとか....


「まあ..分からなくもないな...」


私の様子を見て苦笑いをしながら言ってきたシスイにでしょ?と言いながらご飯を口に運ぶ。


他にも、アズサに作ってもらっているあるものがあるのだが、それはまだ完成していない。


「他には?」


『.....イタチに..会いに行く』


この3年、イタチには全く会っていない。


そろそろイタチに会わないと私の心臓が止まってしまう←


「...そうだな、それがいい」


シスイは私に優しい笑顔を向けながら頷いてきた。


「俺じゃ、イタチの変わりはしてやれないからな」


『?...そりゃあ、イタチの変わりは他に誰もいないけど..シスイの変わりも誰もできないよ?』


一瞬だけ悲しそうな顔をしたシスイに首をかしげながらもそう言うと、驚いたように目を見開き、嬉しそうに笑った。


「そうか...」


『うん、私にとって、シスイは大好きで、大切な人だから』










「.....ありがとう、ツバキ...俺も、大好きだ」



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