第3章 トリップと双子の弟
そのあとご飯の準備をして、みんなでご飯を食べた。
女の人3人で台所に立って調理していたため私も行こうとするとミナトに君はこっちという風に遠ざけられた。
ミナトとはたくさんお喋りして、忍術を見せてもらい、今度色々教えてもらう約束をした。
カカシとオビトとはたくさん遊んでもらった。(カカシは強制的に巻き込んだ)
リンとは女の子らしく、花の話とか好きな子いないの?とか、まあ、1歳(もうちょいで2歳)の子が好きな子いるとかいったらどんだけませてるんだって話だけど
なので、好きな子いないの?という質問に即答でイタチと答えた。リンに聞くと少し顔を赤くして内緒と言ってカカシを見ていた。
わかりやすい...
そんなこんなで、現在の時刻は8時前
子供はそろそろ眠くなってくる時間帯。そして、精神年齢は大人でも体は子供の私もそろそろ眠たくなってきた。
というか精神年齢が大人で体は子供とかどこぞの小学生探偵と似てるな...
そんなことを考えながら談笑をしている大人たちを見ていると、
「ねえね...」
と、隣にいたイタチが私の服の裾を引っ張った。
イタチの方を見ると私の方をジーッっと見つめている。
なぜ見つめているのかわかった私は
『ん、おいで、』
と、言って両手を広げた。すると、イタチは私の腕の中に飛び込み、ギュッと抱きつき、体制を整えると、
「...」
目を閉じ、眠りについた。ソファーにもたれ掛かったまま、イタチに抱きつかれ、身動きがとれなくなった私はイタチのさらさらの髪をすいて遊んでいた
すると、
「あら?イタチ寝ちゃったの?」
と、ミコトさんがイタチの様子に気づき私に聞いてきた。
『うん、ねむたいっていってたかりゃ』
「いや、言ってなかったよね」
見事にカカシに突っ込まれた。
『目で言ってた』
「目?」
私はイタチの髪を撫でながら
『イタチが考えてりゅことわかりゅかや』
そう言ってカカシに少し微笑んだ。
すると、ミナトが私の微笑みを見て
「...ほんとに大人っぽいね。ミコトの子供は二人とも」
「私も思ったってばね!特にツバキちゃんはすごく大人っぽいってばね!」