第3章 トリップと双子の弟
『.....』
「..ねえね?」
今さっき入ってきた予想外の人物たちにまたまたピシリと固まった私は、イタチの声で我に返った。
あ、危なかった。また固まってた。
「ねえね、大丈夫?」
『..大丈夫だよ。ありがとう』
いつもと様子の違う私を見てイタチは少し不思議そうな顔をしたので、私が少しだけ微笑むと安心したのか、イタチも少し微笑み事の成りゆきに身を任せた。
「ミナト久しぶりね。」
「久しぶりだね、ミコト!」
「その子達が今フォーマンセルで組んでる下忍の子達?」
「ん!まあね、って、どうした?オビト」
「いや...なんか見たことある顔だな~と思って..」
そう言うとオビトはうーん、と考え込んだ。
「ああ、そりゃあ見たことあるかもね」
「フフッ、そうねー、私もあなたのこと知ってるわ」
「え?!」
そりゃそうでしょうね。だって同じうちは一族なんだから。
「じゃあ自己紹介しようってばね!」
「ん!そうだね、じゃあオビトから!」
「おう!俺の名前はうちはオビト!よろしくな!」
「私は、のはらリンです!よろしくお願いします!」
「...はたけカカシです。」
「じゃあ次は私たちね?」
「たち?他に誰が...?」
「オビト、お前何見てたの?忍ならもう少し観察力とか気配察知とか鍛えた方がいいんじゃない?」
「ああ!?」
「もう!二人ともケンカしないで!」
そろそろ私達出ていってもいいですかね?