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愛し愛された者 [NARUTO]

第9章 中忍と暗部


『え?』

「お前は他人に対して気を使いすぎだ」

そんなことはないと思うけど...

「俺は先に帰っている、あまり遅くなるなよ」

『あ、うん』

そう言うと、父さんはそのまま家がある方へ歩いていった。

『...ありがとう、父さん、』

小さく呟いた私は、イタチとシスイがいるところへ戻ろうと、踵を返した。










『...いた、』

私の目線の先には、難しい顔をして話をしているイタチとシスイがいる。

二人の話が終わるまで待っていようと、その場に突っ立っていると、

「姉さん?」

イタチが私に気づいた。

「ツバキ?帰ったんじゃなかったのか?」

『うん、ちょっと話があって戻ってきた..それより、二人とも話は終わったの?』

「ん?、ああ、まあな」

私の質問に、目をそらしながら答えるシスイ。

『じゃあ、イタチ、シスイ借りてもいい?話があるの』

「「え」」

二人の声が重なった。顔を見ると、どちらも目を見開いて固まっている

仲良いな..こいつら

「告白か?」

『何言ってんの』

シスイの意味のわからない発言に真顔で返す

こんな雰囲気の時に告白なんてするか..

いや、それ以前にシスイの事はそんな風には見ていない...はず、

「...ふぅ、」

イタチはホッとしたように息を吐き出した。

『...なんで私がシスイに告白するの、意味わかんない』

「ツバキ、それはそれで傷つく」

「そうだよな」

「おい、イタチ」

『シスイの事が好きだっていうのはいちいち言わなくてもわかるでしょ?』

「「ん?」」

『え?』

私がそう言うと、イタチは片手で目を覆って、どうやって教えればいいんだ、と呟き、シスイは他意はない他意はないとボソボソと繰り返し言っていた。















え、恐い


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