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愛し愛された者 [NARUTO]

第8章 下忍


イタチに修行を禁止されている私は、まず朝起きて、朝ごはんの手伝いをして、影分身を出して、修行をさせ、本体の私は忙しい母さんの代わりに家の事をすべてこなすという生活をしていた。

え?修行は禁止だと言われたんじゃ、って?

聞くわけないでしょ←

いくらイタチの頼みでもそれだけは聞けない、オビトさんとの戦闘で、自分がまだまだ未熟だということを思い知らされた。

課題はたくさんあるが、一番はやはり体力アップだ。影分身でもいいからとりあえず走らせようということで走らせている。

本体である自分も出来るだけ片付けや掃除は走ってやるようにしている。

これで本当に体力がついているのか不明だが..



そんなある日...

洗濯物を干し終わり、カゴを持って歩いていると、玄関で靴を履いているイタチにサスケが駄々をこねているのを見つけた。

「兄さん!今日は遊ぶって言ったのにー!」

「そうだったな、だが任務なんだ、許せサスケまた今度だ」

そう言って、サスケの額を小突くイタチ...

『へー、任務』

「!?、...ね、姉さん」

確か任務再開はまだまだ先だったはず...

ちゃんと忍服を来て、出ていこうとしていたイタチに目を細めてスタスタと近づいていく。

イタチはしまった!見つかった!と言わんばかりの顔をしている。

『...何しに行くの?』

「...」

顔をそらして冷や汗をかいているイタチにニコッと黒い笑みを浮かべて聞くと、ビクッと肩を震わせたが言う気はないらしい。

『...はぁ、そこにいるんでしょ、シスイ』

「「!!」」

私がそう言って玄関の方を見ると、参ったな、と言いながらシスイが入ってきた。




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