第8章 下忍
あの事件から数日経ち、私達の班は休暇が与えられていた。
療養(主に私の)が必要だろうという3代目の計らいによるものらしい、
病院は医療忍術で治していたお陰かすでに退院している。
入院初日、目が覚めると隣にイタチがいて、写輪眼を開眼したことを報告してきた。
それと同時に姉さんも開眼しているだろう、いつ開眼したんだ?という質問が飛んできて、まぁ、そりゃそうなるよね、と考えながら本当の事を話した。
そして、その話は父さんと母さんには内緒にするという約束をした。
写輪眼は私も開眼している、が、面の男、つまりオビトさんと戦ったときに開眼したということにしてほしいと言った。
最初は不満そうな顔をしていたイタチだったが、お願いと手を合わせるとしぶしぶ了承してくれた。
イタチはあれからますます修行に打ち込み始めた。
何でも、私を守れるくらい強くなりたいそうだ。けど、そんなイタチが私はすごく心配だ。
『無理、してなきゃいいんだけどな..』
修行に出掛けている弟の事を想いそう考え込んだ。
ちなみに私は今、修行禁止命令が出ている。
イタチからの...