• テキストサイズ

愛し愛された者 [NARUTO]

第7章 アカデミー


「どこに行く?」

『え、...しゅ、修行しに..?』

「...お前ら姉弟は揃いも揃って..少しは息抜きも必要だ」

『うっ、うーん』

「...団子でも食べに行くか?」

『団子..行きたい...!』

「俺も行きたい。」

「なら、決まりだな。今から行って...!?」

私達はどうやら自分の会話に一生懸命になりすぎたらしい。

仮にも忍だろう。ちゃんと気配察知しろよ私達。

『イ、イタチ。』

「...なんで姉さんとシスイが一緒にいるんだ」

なぜかスゴく怒ったような顔をしたイタチは私達を、主にシスイを睨み付けている。

「さっきそこで偶然会って、イタチの所に行くっていうんでな。一緒に来たんだ。」

シスイはにこりと爽やかな笑みを見せて、さらりと嘘をついた。

まあ..間違ってはいないが。

『...イタチ。未来の彼女は?』

「...?」

...間違えた。

『そこの女の子は?』

私の変な間違いに、シスイは笑いを堪えるようにそっぽを向き、イタチは首を傾げ、イタチの後ろにいる女の子は意味が分かったのかオロオロしている。

「ああ、さっきそこで会った。」

聞けば、休憩してるところに偶然女の子、うちはイズミちゃんが通り、時間も時間だったため、お昼を食べながら話していたらしい。

『..イタチだけご飯食べてたの?』

「..少し分けた。」

それなら良かったとふう、と息をはく。

「それで?姉さん達は?」

『?、さっきシスイが説め「シスイ?」?』

私はイタチにどうしたの?と首を傾げるがイタチはシスイを見上げている。

「...いつから、呼び捨てになったんだ?」

『...ああ、さっき。』

「.....じゃあ、いつから..」

シスイとあんな嬉しそうに話すようになった?

そう、質問してきた。

嬉しそうに話す..って..

『...イタチいつから気づいてたの?』

「...姉さんがシスイに抱きついたところ」

ああ、

「...よりによって」

『え?』

「いや、何でもない。」

シスイが微妙な顔をして、ため息をついた。

/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp