第5章 冬「明結が僕の物になる話だよ」明「違う‼︎」
?「さぁ、こっちへおいで。君を助けてあげる。」
真っ暗な世界の上から声が聞こえてきた
明「だ……れ……?」
一瞬だった、今まで真っ暗だった世界が光に包まれた眩しくて目を閉じたとき一気に引っ張られる感覚がした。
ふと、体に温かみを感じ目を開けると誠也に抱きしめられていた
明「うぇ‼︎なっ、誠也‼︎何してr……」
誠「大丈夫だ!大丈夫明結‼︎俺が、俺が助けてやる‼︎だからそんな消えそうになるな‼︎」
え?え?え?
消える?私が?ど、どういう事?
てか、何で誠也がここに………あっ!そういや私、誠也の事部屋に呼んでたんだった!
明「あーごめん‼︎部屋に呼んでたの忘れて寝てた‼︎」
でも、消えそうになるなってどういう事だ?
誠「お前、さっき何言ってたか覚えてないのか?」
明「何か言ってた?」
全く覚えてないんだけど、、、、、、
誠「助けてっていってたじゃねぇーか」
たすけて?
マジで?私助けてとかいってたの?
誠「一体どんな夢をみたんだ?明結があんな声を出すほど怖い夢だったのか?」
夢……………雪菜が私の前に現れる夢……
明「忘れた」
言いたくない、私の過去をこいつは聞く権利なんてない
誠「そうか、、、」
明「うん、、もう大丈夫だから離して」
誠「おう!」
人に心を許してはダメだ私はいつからこんなに心を許すようになったんだろう?
少し前の私なら人の家なんかに泊まらなかったのに、、、、