第5章 冬「明結が僕の物になる話だよ」明「違う‼︎」
〜明結〜
いつもと同じ学校、いつもと同じめんどくさい両隣の席、いつもと同じ騒がしい教室
あー、普通だなー
先「よっしぁーみんなはよ席つけや〜今日は転校生が来るさけ静かにしぃや〜」
転校生?今でも十分すぎるぐらいの人数なのに増えるの?
もう、やだ、、、、
転校生なんかに興味なんかないから先生の話も後の方は全部聞いていなかった、寝ようかなとか考えてたら先生から転校生の名前が出てきた
先「転校生の名前は向井雪菜ちゅー名前や。」
えっ?今………なんて言った?
先「んじゃ、入ってこい」
ガラガラガラガラ
雪「おはようございます。先程紹介していただいた向井雪菜です。元は百合山高校に通っていました。これからよろしくお願いします」
やだ、やだ、やだ、嘘でしょ?
雪菜?あの時の雪菜?
雪「あれ?明結?久しぶりだね。中学校以来かな?」
呼ぶな、、、、私の名前を呼ぶな!
雪「明結?聞こえてる?」
雪菜が私に向かって歩いてくる
いや、、、、いやいやいや
こないで‼︎こっちに来ないで‼︎
雪「私の事覚えてる?」
助けて‼︎誰か助けて‼︎
助けを求めて回りを見回すけどそこは先程までいた教室ではなかった真っ暗な闇の中私と雪菜だけが立っていた
雪「この学校でも私が貴方を楽しませてあげる」
雪菜は不気味な笑みを顔にだし私に近づいてきた。雪菜のその言葉に中学校の頃の思い出が浮かび上がる
怖い………怖い………怖い………
身体が震えて止まらない
明「やめて!やめてよ!もう嫌‼︎嫌だ‼︎助けて!助けて‼︎」