第5章 冬「明結が僕の物になる話だよ」明「違う‼︎」
〜10分後〜
明「冬也、買ってきたから帰ろ」
冬「早いですね。きっと、誠也が家で寂しかっていると思うので走って帰ってもいいですか?」
あいつなら膝を抱えて泣いてそうだしな
明「うん。」
よし!走る準備ok‼︎
冬「では、行きましょう」
明「了解」
ガシッ
うぇっ⁉︎
何で手をつなぐ必要があるんだ⁉︎
明「手、手は繋がなくていいだろ⁉︎」
冬「いえ、僕の方が早いですから。それともお姫様だっこがいいですか?ニヤニヤ」
明「いや、これでいいです‼︎むしろこのままにしといてください‼︎」
こいつーーー誠也の方がよっぽど可愛いわ‼︎
むっすーーーー
冬「明結さんは人に触れられるのが嫌なんですか?」
いきなり質問か?今私の機嫌は悪いんだ‼︎誰のせいで悪くなったと思う⁉︎お前だ‼︎
絶対に答えてやんない。
冬「何かあったのなら教えてください。僕が力になれるかm…」
ムカッ
明「何も知らないのに力になれると思ってんの?お前は人にすごく好かれている。そんな奴にはわからない。私の気持ちなんてわからない、、、、」
走りながら後ろにいる私を冬也はチラッとみて急に止まった
冬「すいません、、、もう聞きませんからそんなに泣きそうな顔をしないでください。」
泣きそうな顔?私は今そんな顔をしているの?
明「別に泣きそうになんかなってない。早く帰ろ、、、、」
ううん、自分ではわかってる泣きたいぐらいに心が痛いこともこれから先あの事をひきづって生きて行くんだってことも