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1人の姫と4人の王子

第9章 **・*・✴︎昔に戻ろう?(妖笑)✴︎・*・**



グゥ〜〜〜


遅い‼︎


冬也の奴、お弁当取りに行くだけなのにどんだけ時間かかってんの⁉︎

教室から屋上まで往復で30分もかかる?
まぁ、普通の女子ならわかるけど……めちゃくちゃ走るの早い冬也だよ!


明結「10分ぐらいで帰ってこいよ‼︎‼︎」

冬「いや、さすがにそれは無理だよ(苦笑)」

明結「ふわぁ!」

いつの間にか後ろには冬也が立っていた
お弁当をかかえて。


明結「い、いつの間に。。。てか、遅い‼︎10分は無理でも30分もかかんないでしょ⁉︎」

グゥ〜〜〜

明結「ほら!私のお腹も我慢限界だって言ってるし‼︎‼︎」

冬「ふふ、ごめん。はい、明結のお弁当」

明結「まぁ、お弁当に免じて許してあげる」

冬也からお弁当を受け取りフタを開ける

うっわ〜美味しそ〜

卵焼きが特に美味しそう‼︎
あー、金色に輝いてる卵焼きちゃん。
今すぐ私の口の中に入れてあげるからね〜


明結「いただきまーす❤︎」

パクッ

ちょうどの甘さが口に広がるはずが、口の中には甘さとは違う味が広がった

え?何?え?これ何?

私の口に入ってるこの得体の知れないものは何ーーー⁉︎


冬「どう?僕が作ったハンバーグは?」

ハンバーグ?

あ、そう思って食べたらすごく美味しい。。。

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