第9章 **・*・✴︎昔に戻ろう?(妖笑)✴︎・*・**
〜冬也〜
ガラガラガラガラ
シーーーーン
皆がみんな、揃って僕を変な目で見る。
まぁ、仕方ないか。朝にあれだけの事したしね。
僕と明結の机からお弁当だけを持ち、教室を出ようとした時
誠「冬也、ちょっとこっち来い」
って、周りに雌猿がひっついてる誠也から呼び止められちゃった。
どーせ、明結の事でしょ?
それぐらいわかるよ、誠也も明結が大好きだもんね。
冬「何?僕、誠也の周りにいる人たち嫌いだから近寄りたくないんだけど?」
誠「冬也、それは言い過ぎだ、後で謝れ。まぁでも、ちょっと俺と冬也の2人っきりにしてくれねぇーか?」
ファン1「いいよぉ〜。でも、気をつけてね?また、ハサミとか持ってきちゃうかもだしぃ〜」
ムカつく、今まで散々僕の事が好きだとか言ってたくせに結局見た目だけだったんでしょ!
誠「行こ、冬也」
冬「うん。」
〜そのまま、僕達は廊下を歩き体育館裏に来た〜
冬「で、話って何?」
早く明結にお弁当届けないとダメなんだけど
誠「明結泣いてねぇーか?」
冬「……泣いてないけど。」
誠「マジで!良かった。」
それが聞きたかったの?
明結よりも約束を守ろうとしてる奴がそんな事知ってどうするの?
どうせ誠也は”泣いてる”って言ってもどうせ約束を守るんでしょ?
冬「でも、この後僕は明結に告白するよ。」
誠「あぁ⁉︎」
冬「だって、誠也は明結よりも約束を守るんでしょ?だったら、そばに居て守る方がいいと僕は思うんだ。それに、僕は明結を愛してるからね」
そう、僕は明結を愛してるんだ。
狂いそうなほどに……………………