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1人の姫と4人の王子

第9章 **・*・✴︎昔に戻ろう?(妖笑)✴︎・*・**


〜山峰〜

明結「ふふんふーふふふふふふー♪♪」

やけにご機嫌だ………
いや、わざと機嫌がいいようにしてるのか?


明結「ふふふーふんふふふーふんふふー♪♪」

てか、何の歌なんだ⁉︎
さっきからずっと鼻歌歌いながら歩いてる……


山「お前……学校行きたくなかったんじゃねぇーのか……?」

明結「んー?行きたくないよー。でもさー落ち込んでたら相手の思うつぼじゃん?そんなの嫌だしー。」

普通にニコニコしながら喋ってる。

俺はいじめられたことねぇーけどそんな風になんのか?


明結「あー、学校行ったら机とかヤバイだろーなー。体操服無事かなー?まぁ、体操服の変え持ってきたしいいかー(棒)」

山「用意いいなお前!」

明結「ははっ、慣れっこですから……」

山「慣れって………」

そういうのは慣れねぇーほうがいいんじゃねぇーか?


明結「ふん、ふんふふふんふんふん」

今度はジブリの歌かよ……


山「お前機嫌良いのか悪りぃーのかわかんねぇーよ…」

明結「良いわけないじゃん……」

あ?おい、さっきまでのニコニコした顔はどこいった‼︎

オーラが…………暗ぇー


明結「機嫌がいわけないじゃん‼︎‼︎最悪だよ!学校に行ったら体操服と机だけじゃないんだよ⁉︎私が受けたいじめで1番ヤバいのはなんだと思う⁈丸一日体育倉庫に閉じ込められるんだよ‼︎‼︎そんなことがまたおこるかもしれないのに機嫌がいわけないじゃん‼︎‼︎‼︎」

フルフルと震え、涙目な明結が俺に向かって殴りかかってきた。

怒鳴っているせいか全然痛くねぇ。


山「はぁ、やっぱ我慢してたんじゃねぇーか。」

暴れてる明結を抱きしめる。


明結「うわ!何すっ‼︎」

山「喋んな。泣きたいんだろ?泣け。そして、俺の話を聞け。」

明結「んんん、んっんっんっ、んんんんんーんん‼︎」

あぁ?なに言ってんのか聞こえねぇーよ
てか、ちっせぇー。
抱きごこちよすぎだろ……あー、抱き枕にしてー


山「あんまり溜め込むな。何かあったら俺に言え」

そう、俺が助けてやる。


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