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1人の姫と4人の王子

第7章 「おはよう。さようなら。」


山「どうだ?」

お、美味しい……

そーいえば、こいつが作ったお弁当も美味しかった…

あー!でも、悔しいから美味しいなんて言いたくない!!


明結「う、うん。まぁまぁ、美味しいじゃん。」

とか、口では言うけどやっぱり体は正直だ。
食べる手が止まらない……


山「ほー、そうか、まぁまぁ、美味しいのか」

うぅ、ニヤニヤしながら言わないでよ‼︎
仕方ないじゃん!美味しいんだから手が止まらないんだもん‼︎‼︎


山「ま、飯食ったら風呂入って寝ろよ。明日も学校あるんだし」

明結「……うん。」

そっか、明日も学校あるんだった。
また、机の上は落書きだらけなのかな?
また、水をかけられるのかな?

また………信頼する人が………


…私を裏切るのかな?



って、考えるな‼︎
そんなこと考えなくてもいい‼︎‼︎

もう、慣れたでしょ?
机の落書きも水をかけられるのも。
あとは、誰にも頼らず誰とも仲良くしないように心がけるだけ……
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