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1人の姫と4人の王子

第7章 「おはよう。さようなら。」


俊「さぁ、来てください。」

明結「うぇ⁉︎ちょ、無理。流石に家の中は……」

俊「俺、何にもしないんで。とにかく入ってください。お願いです。」

あぁ‼︎もう!そのウルウルした目でこっちを見ないで〜
断れないじゃん……


明結「わ、わかった……」

俊「じゃあ、そこの階段を上がって左の部屋に入ってください」

明結「あ、はーい」

思ってたより綺麗。
1人暮らしの男の人ってゴミが散らかってるイメージなんだけど全然違う‼︎
逆にゴミひとつないほど綺麗……

ちょっと怖いくらいに……


明結「えーと、階段上がって左。ここの部屋かな。」

かちゃん

おぉーーやっぱり自分の部屋だけあって廊下よりも綺麗だな


俊「明結さーん、お茶かりんごジュースどっちがいいですか?」

明結「りんごーーー」

階段の下から聞かれたから部屋から大声で返事した。
あぁ、前に山峰に色気がないって言われたのはこの事もあるんだろうな…
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