第7章 「おはよう。さようなら。」
明結「んぁー美味しかった‼︎」
俊「結局13皿も食べてましたね……」
ぜーんぶ犬君の奢ってくれたー
自分でお金払わないのってめっちゃ気分いい‼︎
明結「だって、嫌なことあったら甘い物とか食べたくなるじゃん!」
俊「え?」
いやいや、そんなに驚いた顔しなくても…
おかしいかな?嫌なことあったら甘い物っておかしいのかな?
犬君は驚いた声を出して何かを考えるように俯いていた
明結「あれ?犬君は嫌なこととかあった時甘い物食べたくならない?」
シーーン
あっ、無視ですか?
じゃ、私も帰ろ。
明結「犬君ごちそーさま。じゃ、また今度」
そう言って歩き始めた私の手を犬君は引っ張って何処かに連れて行く
うーん、男ってみんな腕掴むの好きだよね……
私の腕ってそんなに掴みごこちがいいだろうか…?
そのまま、ズルズルと引っ張って来られたのは家でした。
それも、普通よりちょっと大きめの家。
明結「ん?ここどこ?」
俊「俺の家です。」
え?でも、結構デカイよ?
たしか親いなかったよね?
明結「犬君って1人暮らしなんじゃなかったっけ?」
俊「1人暮らしですよ。この家は親が居てた頃から使ってる家なんで、でかいんすよ」
あーね、って3人家族でもデカイよ‼︎