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1人の姫と4人の王子

第6章 誠「明結が俺の物になる話」明「双子で同じ事すんな‼︎」


明結「ちょっとついてこないでっていったじゃん!」

誠「嫌でも、着いて行くことになるんだよ!ちょっとは頭使えバーカ」

明結「はぁ?あんたよりは頭いいし!」

冬「二人とも落ち着こうか?」

廊下で3人は言い合いをしながら教室の扉を開けた

ガラガラガラガラ

明結「え………何これ?」

誠「うっわ……」

冬「これは酷い……」


扉を開けて教室に入った途端目に入ったのは落書きだらけの私の机


ファン1「ふふっ、王子とプリンスに近づきすぎるからよ」

ファン2「ええ、そうよ。だから、罰を受けるのよ」


影でこそこそと話しているのが聞こえた…
あぁ、やっぱりこいつらと一緒にいるのは間違いだったのかな?


誠「丁寧に俺たちの机は明結のに近づけないようにしてら」

冬「あぁ、そうだね。さて、マジックペンはどうしたら消えただろう?」


冬也と誠也には聞こえてないらしい。
いや、きっと私にだけ聞こえるように言ったんだ……


”「あんた何て死ぬほど嫌い」”


明結「ッ!…」


大丈夫。大丈夫だから。
落ち着いて私落ち着け‼︎


大丈夫。
聞こえてないフリじゃない
この二人はそんなことしない!


でも、……絶対裏切らないって言い切れる?

だって……あいつだって裏切ったじゃん
この二人もあいつと同じ人だよ?
もしかしたら…………







この二人も私を裏切ってるかも?



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