第2章 人なんて大嫌いだ‼︎
カチッ
部屋に響く電気をつけた音
タンタンタンタン
階段を上る自分の足音
ガチャッ
私が部屋を開ける音
全ての音が虚しく部屋に響く
親は仕事で海外に居てる
お金だけ私の通帳にいれてその他に
親がしてくれることは特にない
明結「親なんてただお金をくれる存在でしかない」
ボソッと私は呟く
?「へぇーただ金をくれるだけの存在か………」
なっ‼︎
後ろから声がしてビックリし声の方に振り向く
そこには、無表情な”人”がいた
んっ?人?どこから入った?まさか幽霊?
?「お前の親の頼みでこの家に住み込みで家政婦をすることになった。山峰大輝だ、よろしくな」
はぁ?何を言ってるんだこの人は?家政婦?まぁ、親は私が人嫌いなのを知らないけどわざわざ男の家政婦をつけるか?
山「で、さっきからだんまりしているお前はなんて名前だ?」
・・・・・・・・・
話をしなくちゃダメな感じかな?
でも、話したくない‼︎
山「ちっ、おい‼︎名前はなんだって聞いてんだよ‼︎」
だんっ(←壁ドン
耳の真横に山峰とかいう奴の手がある
ちっ、近すぎだ‼︎人がこんなに近くにいる耐えられない‼︎
明結「は、話す!話すから!手をどけろ‼︎」
山「どうせ話すなら最初から返事をしてろよ」
むかっ
落ち着け落ち着くんだ自分。
明結「私の名前は中園明結、先に一つ伝えたい事がある・・・・」
山「おお、なんだ言ってみろ」
明結「私は人なんて大嫌いだ‼︎」