第2章 人なんて大嫌いだ‼︎
〜放課後〜
はぁ〜結局学校が終わるまで離してもらえなかった……………
って普通の学校より終わるの遅くない?
だって、普通なら12時までには終わってるよね?
キィーーーーー、キィーーーー
近くの公園のブランコの揺れる音がする
あの公園に人がいるなんて珍しい
草が伸びまくり、遊具もブランコぐらいしかない古い公園、私はそこが大好きだった。誰も人がこなくて落ち着く場所だった
ドンッ
明結「うえっ‼︎」
公園の横を通り過ぎようとした時後ろから誰かに抱きつかれた、その手が喉に当たってすごい息苦しい
?「お姉さん何年生すか?」
うわ、今日は本当についてない………人から話しかけられるなんて、しかも、答えなきゃ手、離してくれそうにないし
明結「高1だよ。てか、手離して」
?「へー、やっぱり高校生なんっすか、で、名前はなんていうんすか?俺は寺本俊っていいます」
離してくれないのね。てか、離せよ‼︎教えてやったじゃないか何年生かって
明結「中園明結、ほら、名前言ったから離して」
俊「明結さん、いい名前っすね」
パッ
あ、手離れた。よし‼︎ダッシュで逃げるか‼︎
だーーーーーー
俊「あっ!明結さん待ってくださいよ‼︎」
無視‼︎とにかく今は逃げる‼︎
そのまま、家に到着〜
明結「ただいま〜って家には誰もいないんだけどね」
明結の声は真っ暗な部屋にただ響くだけでした