第2章 短冊に込めた願い~家康編~
「俺も、愛してるよ・・・」チュっ。
優しく口付けをした後、家康は自分自身をそっと抜き、歌恋の髪の毛を掬う。
「んっ・・・・・・」
しばらくすると歌恋が目を覚ました。
「家康・・・っ///」
「そう言えば、約束忘れてないよね?」
「えっ・・・うん・・・」
どこが恥ずかしげに家康を見つめながら、起き上がり机の下に隠した紙を見せる。
「これって・・・」
家康も歌恋に向き合って紙を見る。
「3つ目の短冊のお願い事を何にしようか決められなくて・・・、でもこんなの家康に見られたら恥ずかしいし…///」
「えっ…わぁっ///」
家康が歌恋をぎゅっと抱きしめた。
「何で・・・何でそんなにあんたは可愛い事いうの・・・」
「な、なんで・・・」
抱きしめた腕を緩め、急に真剣な顔になり話を始めた。