第6章 ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも・・・家康編
「それとも・・・なに。」
「やっぱり恥ずかしくて言えないよ・・・。」
「ダメ、言わないとずっとこのままだよ。」
「んー分かった・・・」
「ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも・・・あ・た・し?」
歌恋は恥ずかしくて顔を真っ赤にして言った。
「それを家康の前で言ってあげたら喜ぶって。あとこの、エプロンも・・・」
そう言って家康に白のレースのエプロンを見せた。
(やばい・・・なにこの破壊力ある言葉。本気で歌恋を襲いそうだし・・・。)
「これも貰ったんだ。ぜひ家康の前で付けてあげてほしいって。」
「それ可愛すぎだから。さっきの言葉の答え言っていい?」
「えっ?」
「先に歌恋を貰う。」
「えっ?んっ・・・」
襖を閉め、そのまま歌恋に抱きついた家康はいきなり口付けを交わした。
「さっきからチラチラと歌恋の胸見えてて本当にやばかったんだから・・・。」
「家康・・・。」
「どうやって抑えようか必死なのに歌恋が誘ってくるからいけないんだからね。覚悟しなよね。」
「あっ・・・ん。」
薄い布越しに触れる歌恋の胸は着物とは全然感触が違い、また歌恋自身もダイレクトに伝わる家康の感触に感じていた。