第20章 いつまで貴方のお側で~ランスロットBD~
今欲を放ったばかりのソレは収まることはなく、重力に逆らいいきり立ったまま。そのまま後ろから抱きしめ、再度ソレを歌恋の中へと宛てがわれ、律動が始まった。
「あぁっ…ん、ランスロット…様…」
「何度でもお前が欲しい。」
「わ、私も…ランスロット様が…んっ、ふぅん...」
「あぁ。」
与えられる快感で上手く言葉が紡げない…
後ろから顎を掬われ、唇を塞がれ言いたい事をランスロットによって飲み込まれるようだった。
打ち付ける度に頭が真白になりそうになり、更にあがる熱に、身体の血液が激しく流れてるようにすら感じる。
意識が飛びそうになるも、ランスロットが肌を打ち付ける度に呼び戻される…
「今夜はもう寝かせられそうもないな…」
熱い吐息を吐きながら耳元でささやかれ、ゾクゾクとした快感が押し寄せる。
それを煽るように背中にも独占欲の塊である紅い華をいくつも付けていく。
「あっ…ん」
感情がぐちゃぐちゃになり、いつの間にか涙で頬が濡れていた。
「お前の涙は美しいが、やはり笑った顔が一番だな。」
「んふっ…」
そっと指先で涙を拭い、その涙の痕を辿るようにキスを徐々に下へと下ろし深い口付けを交わす。
「歌恋...愛してる。」
その台詞と同時に律動を早められ、ビクビクと脈を打ちながら再度中へと熱い欲を放たれるのを感じた。
「あぁっ...私も...っ、愛し...て...」
再び熱を注がれランスロットに与えられた愛を感じ、幸福感でいっぱいになると、ランスロットの愛に答えを言い切る前に、そのままベッドへと身体は沈み意識を手放した。