第20章 いつまで貴方のお側で~ランスロットBD~
2×××年。
クレイドルは飛躍的に科学が進歩し、馬車での移動だったのが車になり、赤の軍と黒の軍で対立し合ってたのは過去の話となり赤の軍のキングの末裔であるランスロット・キングスレーは『Red Rose company』の代表として座している。
そして赤の軍の幹部の末裔もRed Rose companyの幹部としてランスロットの補佐をしている。
もうすぐランスロット様の誕生日。
毎年幹部達が誕生日は盛大にお祝いしているのは知っている。
今年は結婚して初めての誕生日のため二人きりで過ごしたいのが思いとしてあるけど……、誕生日とはいえランスロット様はとてもお忙しい方。
そんなわがままは言ってられない……。
そんな歯がゆい思いをしていた所、幹部の一人のエドガーからとある提案を受けた。
「えっ?いいの?」
「ええ、せっかくなので。」
「ありがとう!」
エドガーの提案は思いもかけないもので、嬉しさを隠しきれなかった。
その日の夜のこと……
「おかえりなさい!ランスロット様!」
「あぁ、今戻った。」
「なんだ、歌恋今日は何だか機嫌が良さそうだが、何かいいことあったか。」
「いえ、なんでもないですよ?」
「そうか……」
(歌恋がやけに機嫌が良さそうだが、気の所為なのか?)
「あっ、そうだ!!ランスロット様!」
ここはRedRosecompanyの幹部達が済む建物。
「なんだ。」