第19章 ~淡き恋心とFaint memory~【徳川家康生誕祭】
―愛してる歌恋……
もう愛してるの、言葉だけじゃ足りないよ。
だけど、天邪鬼で素直じゃないからこの言葉を言えた時は俺の中の精一杯の愛の言葉だから覚悟してよね。
きっと、子どもの頃声をかけてくれて、優しく微笑んでくれた、そしてそっと手をあててくれたあの時からきっと俺は歌恋に恋してたんだと思うよ。
あの人(信長)達に負けないくらいのおしどり夫婦になろう。
あの人に約束したんだ。
アンタの事を絶対に泣かせないと。
幸せにするだけじゃ足りない。
どんなときも笑っていてくれるように強くなるから。
最高の誕生日をありがとう。
―終―