第16章 かぐや姫~家康Ver.
蕾を舌で弄り、時にその蕾を甘噛みするように弄り、溢れてくる蜜をジュルジュルと音を立て吸い、必死に閉じようとする歌恋の脚を抑えて、敢えてキツく蕾を吸い付くと、そのまま身体がビクンとなり、家康の頭をその快感の波から退けようとしていた細い歌恋の手は力なく褥に着き、軽く達してしまった。
『あぁっ・・・ダメぇ・・・。あっ・・・ん、そこばかり・・・んぁっ・・・イッちゃう・・・っ!!』
「歌恋もうイッちゃったの?」
トロンとした目で力なく家康を見つめ、浅く呼吸をする歌恋。
『だって・・・家康が・・・//』
「まだ口だけでしかしてないのに。」
『うぅ・・・意地悪・・・。』
「もっと歌恋を味わわて。」
『っ・・・//』
むくれて俯く歌恋の耳元でそっとささやくと蜜壷に家康の指がそのままくプリと音を立てて入れられ、達したばかりの歌恋は悲鳴に近い声が漏れた。
『えっ・・・あっ・・・ダメってばぁ・・・今・・・イッたァん・・・ばかり・・・んぁ・・・』
ぴちゃぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃ・・・
「歌恋の中キツいよ。俺の指どんどん締め付けてる。」
『あっ・・・そんなに・・・んぁ・・・』
灯取りから歌恋を月明かりが照らし、この世の人物とは思えないほど、まるでかぐや姫に出てくる天女のような美しさに思え、まるでその月明かりが媚薬のように家康の男としての欲がムラムラと沸き立たせるのだった。