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~恋の花が咲く場所~短編集☆彡

第2章 短冊に込めた願い~家康編~


家康の事を愛し、愛され両思いになり、乱世の時代に残る事を決めた歌恋。

安土城では七夕をやることになり、歌恋が主導となって動く。
短冊を2枚書く事にしてそれぞれ渡し、飾り付けをする。


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「よし、一枚は書けた!」

短冊にお願いを書く歌恋。

七夕をやりたいといいだしたのは10日ほど前。

ふと自分の500年後世界から持ってきていたアルバムを見ると、京都の祖父母のお店に飾ってあった笹やお店のみんなで飾り付けを作っていた時の写真があった。


それを見て「安土でもやりたい!」と信長にお願いをしていた。

【平和な世の中になって、家康や安土のみんなのそばにずっといられますように。】

【安土のみんなが(もちろん家康も♡♡)健康で、怪我もなく、幸せに過ごせますように】

言い出した歌恋は短冊を3枚書いて良いと言われ、残り一枚を書かずに手元に残していた。

本当は「家康のお嫁さんになりたい…」、「家康と家族になりたい…」、「二人の愛する子どもが欲しい・・・」とお願いしたいことはたくさんあった。


家康と出会ってもうすぐ一年。


春先に大きな戦があったため、祝言をまだあげられていなかった。

戦いが終わった後処理だったりで忙しく、春先からずっと安土城に帰ってきていた。



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