第15章 【KAGUYAHIME~かぐや姫~】
「はぁぅん・・・」
一度達した歌恋の表情はトロンと蕩け、ランスロットのそれが歌恋の中から離れると少し寂しげな表情を無意識にしていた。
「そんなに寂しそうな顔をするでない。」
「だって・・・。」
ーもう少しランスロットとひとつになっていたかったな・・・ー
「そう思うのは早い。夜はまだまだこれからだぞ。」
ランスロットが意地悪めいた笑を浮かべると、ベッドに背中を付けていた歌恋の体勢をうつ伏せの状態にし、腰を掴むと一度放ったそれを今度は後ろから一気に挿し、先程まで受け入れていたそれは容易く入り、再び二人は繋がったのだった…。
「えっ・・・、今・・・あぁんっ!」
「今宵は月明かりと、その明かりで読み聞かせをした歌恋の声が媚薬になり、いつまでも治まりそうにないな。」
「そんなぁっ・・・ん!」
腰を捕まれ後ろから何度も打ち付けられ、歌恋の白く絹のような肌は汗が滲み、その汗が月明かりでキラキラと照らされその姿すらもランスロットには欲情させるものにしかならず・・・
「あぁっ、ランスロット・・・さ・・・まぁん。ダメ・・・、また・・・きちゃう・・・」
(汗が月明かりで照らされているだけだが、それすらも美しい・・・)
「何度でも達するがよい・・・、お前が望んだそれを受け止めるがいい・・・いくらでも愛してやる・・・」
「は・・・ぃっ・・・、あぁ、らめぇ・・・また・・・あぁぁあーー」
パチンパチンと汗で湿った肌がぶつかる音が響き、ベッドに上半身だけもたれかかった歌恋は再び頂点へと達し、ランスロットの白いその欲が奥へと奥へと注がれ、ごぷごぷと音を立ててるのが聞こえそうな程に勢いよく放たれた。