第14章 秀吉birthday*世話焼きは世話が焼ける?
「何だって・・・?歌恋の着物に媚薬を染み込ませた・・・?」
「あぁ、おかげで仲直り出来ただろ?くくっ。」
二日後、安土城では秀吉の誕生日の宴が催され、秀吉は光秀からあの時歌恋が変だった事の理由を知った。
「全く・・・光秀!お前って奴は・・・!!」
「まぁ、良かったんじゃないですか?仲直り出来たんたし。」
「家康!お前も知ってたのかよ!」
「秀吉様、歌恋様と仲直り出来てよかったですね!」
「俺も、光秀から文でこの計画知った時はおもしれえと思ったけどな!」
「まさか、政宗お前...仕事早く終わらせたのは・・・」
「ああ、これに合わせる為だ。」
政宗がニヤリと笑みを浮かべ、早く終わった理由が自分達の事を思ってだと聞かされ、さすがに怒るに怒れなくなった。
「たまには世話焼きが世話を焼かれるのも悪くは無いだろ?秀吉。」
上座から片手にお酒を持ち、ニヤリと笑を浮べた信長。
「信長様には感謝しております…」
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歌恋を抱いたその後、あの時のことをしっかりと謝り、歌恋もちゃんと話を聞かなかった事を謝り、仲直りすることが出来た。
文は信長の計らい?で仲直りするまではと打ち止めされていた事を後で知った。
お見合いは所謂、秀吉を騙す為の偽の作戦だったこと。その大名が裏切り行為をしていた事を秀吉達が出たあと掴め、棚からぼたもちの状態だった。
その後、信長にその時に祝言を挙げたい事を話すと、ようやく許しが貰え、秀吉の誕生日から二月後に無事に夫婦になることができた。