第13章 秘密のバレンタイン♥️ 家康×現代
その後二人で部屋のお風呂に入り、バレンタイン限定ということで、見た目もチョコレート、香りもチョコレートの泡のお風呂にはいった。
「すごーい!見た目も匂いもチョコなのに、泡のお風呂だよ!」
大きめのバスタブに二人で入り、モコモコと湧き出た泡ではしゃぐ歌恋を家康は呆れつつも、優しく見つめていた。
「独身最後の旅行がまさか家康と一緒だなんて・・・、しかも思い出の場所!」
「本当に歌恋ここ好きだよね。」
お風呂に浸かりながら向かい合わせになり、見つめ合う二人・・・
もうすぐ念願のお嫁さんになる歌恋。
信長と家康の約束で先延ばしにされていた結婚。
『その分だけ楽しみが増えるから大丈夫!』と待ってた歌恋の夢が、そして初恋が成就する。
病院であった大きな瞳の綺麗な栗毛の髪の毛、初めて会った時は泣いていたその女の子と、素っ気ない態度だけど優しくて、病院で合うといつも守ってくれたその男の子の初恋が・・・。
泣いていた女の子と、その女の子を守ってくれた男の子のその物語はもうすぐ始まるのだった。
To be continues・・・