第13章 秘密のバレンタイン♥️ 家康×現代
いつもおろしている髪の毛が上で団子にまとめられ、顔がはっきりとみえ、よくよく見ると頬にチョコパウダーが付いていた。
「ここ。」
「えっ・・・///っ。」
歌恋がドキッとしてる間に家康は頬に付いたチョコパウダーを指で拭い、それをパクリと口に入れた。
「っ・・・///」
「チョコでも作ってたの?」
「うっ、うん・・・。」
(びっくりした・・・。時々こうやっていきなりドキッとするような事するから心臓に本当悪いよ・・・)
歌恋は毎年信長や会社の役員達にチョコを作って渡しているのは家康は知っている。
「チョコ作りに一生懸命な歌恋もいいけど、明日寝坊したりしないでよ。」
「うん・・・。大丈夫だよ。ごめんね。電話出られなくて。」
「エプロン可愛い・・・」
「っ・・・ありがとう///」
おでことおでこをこつんとくっつけ、手を繋ぎ見つめあう二人・・・。
明日からの急遽の旅行。楽しみにしながらその日は家康は自分の家へとかえった。
(よし、家康にも会えたし、家康用のチョコかたまったかな?)
家康を玄関まで見送った後、キッチンへと向かった。
冷蔵庫からチョコを確認してみると、しっかりと固まり丁寧にラッピングをして、ぎりぎりまで冷蔵庫に入れておく事に。
(忘れないようにしないと!)
エプロンを外し、部屋に戻ると明日からの急遽決まった旅行の支度を始めた。