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~恋の花が咲く場所~短編集☆彡

第13章 秘密のバレンタイン♥️ 家康×現代


バレンタインデート前日。

「お疲れ様です!」
慌てて上着を着て荷物を手に取ると仕事場を後にし、家に戻る。

「ただいま戻りましたー!」

声だけかけ、部屋に鞄を置き、さっとシャツの上からパーカーを羽織り急いでキッチンに向かう。

(明日は朝早くから出かけるから昨日のうちに用意しておいて良かった!)

帰りがけの車で家康から電話があり、明日は朝早くに家に迎えに来てくれると。
(そう言えば今日は日勤だからもう終わってるのかな?)
家康の勤務時間を何となくは把握するようにはしている。夜勤じゃ無い日はたいてい電話かメールをくれ、たまに夜ご飯を食べに行ったり、うちに来たりする。


キッチンに入り、エプロンを付けて必要なものを冷蔵庫から取り出し、政宗のレシピ見ながら材料を計っていく。


「んーこのくらいかな?」

愛しい彼の事を思い浮かべながら鼻歌混じりに機嫌よく作っていく。

家康は病院で看護師や患者さんからも人気で、毎年すごい量のチョコを貰う(正式には本人が受け取らないからとチョコ箱なるものがあり、そこに持ってくるらしい・・・)

(ふふふ、今年はどのくらいくるのかな?)
最後の仕上げを終え、冷蔵庫に家康のチョコをいれ、先に出来上がっていた生チョコやトリュフを取り出しラッピングをしていると、キッチンのドアがノックされた。


ーコンコンー

「はい!?」

「お客様がお見えです。」

「わかりました!今行きます!」

お手伝いさんから声をかけられ、ラッピングしたものを溶けないように再度冷蔵庫にいれてリビングに行くと・・・
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